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2011年5月 5日 (木)

第23回萩往還マラニック

第23回萩往還マラニック、250kmの部に参加。

前日に車で山口市入りし、湯田温泉のホテルに宿泊。

当日、受付を済ませた後、スタートに向けて持ち物等の準備をする。

初めての250kmへの挑戦で、どの程度の装備があれば十分かわからない。

15時からの説明会の後、スタート地点の瑠璃光寺へ向かう。

250kmの部の参加者は400人ほど。

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18時からランナーが瑠璃光寺前を時差スタート。制限時間はスタートから48時間。

初参加なので、様子を見ながら後方からスタートした。

しばらく長い距離を走っておらず、明らかに練習不足で、この大会に向けて調子を整えることもできなかった。

どれだけ走れるのか全く想像もつかない。

山口駅前を通過し、椹野川沿いを少し早いペースで走る。

徐々に辺りは暗くなり、ライトを点けて走る。

まだ序盤でランナーが集団で走っているため、道に迷う心配は無い。

13.2km、上郷駅前のエイドを19時40分頃に通過。

真っ暗な中をライトの明かりだけで走っていると、上り坂なのか下り坂なのかさえわからない。

二本木峠を越え、21.8km湯の口エイドを20時35分頃に通過。

暗くてよくわからないが、アップダウンの続くコースを走り続ける。

しかし、まだ序盤だが、両足の太ももを痛め、まともに走れなくなってきた。

得意の下り坂で、足の痛みのためにスピードが出ない。

44.0km、西寺交差点のエイドを23時25分頃に通過。

かなり気温が下がり、吐く息は真っ白。

走り続けていなければ寒くて凍えそうだ。

全く思うようなペースで走れないが、まだ時間的には余裕がある。

 

58.7km、最初の食事エイド、第1チェックポイントの豊田湖畔公園に到着。

うどんを食べてから、すぐに出発。

相変わらず足の調子は良くないが、とにかく走り続ける。

67.1km、俵山温泉のエイドを3時頃に通過。

砂利ヶ峠への厳しい上り坂を歩きを交えながら進む。

峠を越え、大坊ダムを横に見ながら下り坂を走る。

しかし少し意識が朦朧とし、足の痛みもひどく、スピードが上がらない。

80.1km新大坊エイドを5時15分くらいに通過。

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夜が明け、油谷方面へ向かう。

まだ80kmしか走っていないのに、足の状態は非常に悪い。

この大会に向けた練習が全くできなかった影響も大きいのかもしれない。

フルマラソンを越える距離を走るのは、昨年10月の四万十川以来。

フルマラソンを走ったのも、2月の東京マラソンが最後。

先月は多忙のため、まともに練習もできなかった。

87.2km地点、海湧食堂の食事エイドで、中華丼?のような物を食べる。

まだ2日目、夜が明けてからは睡魔に襲われることも無く、走り続ける。

厳しい上り坂は歩き、下り坂は足の痛みに耐えながら無理して走る。

98.5km、第2チェックポイント、俵島展望地を9時頃に通過。

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まだまだ先は長いが、全くスピードが上がらず、苦しい走りが続く。

昨年は1年間で100kmウルトラを7度完走したが、100kmを走って、これほどまで足の状態が悪くなることは無かった。

まだ時間はあるので、最後まであきらめずに粘るしかない。

107.8km、第3チェックポイント、川尻岬に10時50分くらいに到着。

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食事エイドの沖田食堂で、カレーライスを食べる。

日吉神社前から川尻漁港方面へ向かう道で、急激な下り坂を利用してスピードを上げようとするが、道がわからない。

わかりにくい分岐点には、だいたい白線が描かれているのだが、

白線も無く、分岐点で地図を見ても方向がわからない。

通りがかりの地元の人や、後ろから来た経験者のランナーに道を教えてもらい、川尻漁協前から大浜海岸に出る。

さらにアップダウンが続くが、平坦な道より飽きずに走ることができる。

117.7km、第4チェックポイント、立石観音に10時45分頃に到着。

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自販機でペットボトルの飲料をを1本買ってから出発。

ここから千畳敷までは、急勾配の上り坂が続く。

歩いて坂を上りながら、この標高差を下る時に足が耐えられるのか心配になる。

125.4km、第5チェックポイント、千畳敷に14時25分頃に到着。

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景色が素晴らしく、芝生の上で1~2分寝転がってから出発。

急激な下り坂では足の踏ん張りがきかず、歩くことはできないので、本来のスピードは出ないが、走り続ける。

131.1km、黄波戸口エイドに到着。

カップラーメンを食べた後、横になれるスペースがあったので、5分間横になる。

黄波戸峠を越え、夕暮れが迫る中、次の関門へ向かって走る。

143.3km、仙崎公園に18時過ぎに到着。

青海島に入り、アップダウンの続く道を走り続ける。

149.4km、静ヶ浦キャンプ場の食事エイドでカレーライスを食べる。

やがて真っ暗になり、次のチェックポイント鯨墓の場所は全くわからないが、

前方から折り返してくるランナーのライトの見える方向を目指して走る。

153.8km、第6チェックポイント、鯨墓で折返し。

 

真っ暗な青海島は、景色を見るどころではなく、

周りにランナーの姿もほとんど見えず、車だけがスピードを上げて走ってくる。

歩くのは恐いので、仙崎を目指してペースを上げて走り続ける。

163.9km、再び仙崎公園を通過。

このペースだと、遅くとも23時頃には宗頭に到着できるだろう。

両足の足首付近が大きく腫れ上がり、痛みがひどくなってきた。

走ってもスピードが出ないが、走りと歩きを繰り返しながら宗頭を目指す。

しばらく進み、前方に宗頭の休憩エイドと、スタッフやランナーの姿が見えてきた。

しかし、近づいてみると、そこには何も無かった。どうやら、幻を見たようだ。

このころから、幻覚症状が現れ始め、どんどんペースが落ちてきた。

 

175.7km、宗頭文化センターのエイドに到着。午前0時をとっくに過ぎている。

この宗頭エイドでは、あらかじめ預けておいた荷物を受け取ることができ、入浴や仮眠をすることもできる。

しかし、予定より遅い到着となったため、おにぎりを食べ、

今夜は昨夜以上に寒いので、防寒着を着てから、すぐに出発。

時刻は午前1時頃。

仙崎公園を出るときには、最悪でも宗頭には23時には到着できる計算だったが、

なぜこんな時間になってしまったのかわからない。

仮眠をとらなかったせいか、幻覚症状はますますひどくなり、

真っ暗闇の中を、何とか意識をしっかり持つことを心がけながら走る。

第7チェックポイントの藤井商店を通過し、鎖峠への厳しい上り坂。

峠を越えると、長く続く下り坂。

激しい足の痛みに耐え、意識が朦朧とする中、フラフラになりながらも走る。

しかし、時間的には十分に完踏可能。

絶対にゴールにたどり着けると確信しながら走る。

 

第8チェックポイントの三見駅を通過。

しかし、走っても、歩いても、全くペースが上がらない。

真っ暗な中、前後にランナーの姿が全く見えなくなり、道が合っているのかどうか非常に不安になりながら走る。

夜が明け、踏切に出たところで、正しいコースを走っていることを確認。

前方を走るランナーに追いつくことができ、少し安心することができた。

辺りはすっかり明るくなり、朝の萩市内を走る。

195.0km、玉江駅のエイドに6時前に到着。

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走りの調子も少し良くなり、このペースならまだ十分に完踏可能。

萩城址入口を通過し、次の関門の虎ヶ崎を目指して走り続ける。

しかし、なかなか次の関門に到着しない。何故だろう。

時々歩きながらも、基本的には走り続けている。

足の腫れがひどく、歩くのも走るのも、自分の感覚よりかなり遅いのかもしれない。

しかし、思考力がかなり低下し、ペースダウンの原因を考えることができない。

 

206.9km、第9チェックポイント、虎ヶ崎に到着。

ここは食事エイドになっていて、カレーライスを食べる。

玉江駅を出たとき、ここ虎ヶ崎には最悪でも8時には到着できる計算だった。

しかし、既に時刻は午前9時。

なぜこんなに時間がかかったのかわからないまま、とにかく先へ進む。

ペースが上がらないことに焦りを感じながら、萩市内を走り続ける。

215.2km、第10チェックポイント、東光寺に到着。

これですべてのチェックポイントを通過し、あとはゴールを目指すのみ。

今日は朝から強い日差しが照りつけているが、不思議と暑さは気にならない。

次の関門に向かって時々歩きを交えながら走る。

時折フラフラになりながらも、前に進み続ける。

 

222.2km、道の駅「萩往還公園」の関門に到着。

時刻は既に、12時をとっくに過ぎている。

虎ヶ崎からここまで休憩なしで、歩きを交えながらも、ほぼ走ってきたはずなのだが、

あまりにも時間がかかりすぎている。なぜなのかわからない。

後で考えると、時間がかかった原因は、歩くペースが異常に遅かった可能性がある。

ここからは萩往還道の険しい山道を進む。

さらにペースは落ち、歩くこともままならない状態になってきた。

 

225.9km、フラフラになり、倒れこむように明木エイドに到着。

ここから次の佐々並エイドまでは、厳しい登りの山道が続く。

これ以上ペースを上げることはできず、時間的に完踏は不可能。

今の体の状態では、車も入れない山道で倒れる危険もある。

まともに歩くこともできない足の状態で、山道を走れるとは思えない。

前に進みたい気持ちを抑えて、ここで収容バスに乗った。

数時間前までは、時間的にも絶対にゴールできると確信していただけに、

なぜこんな所でリタイアすることになったのか、考えることすらできない。

 

あとで振り返ってみると、序盤から予定よりかなり遅いペースではあったが、

宗頭の手前までは、それなりのスピードで走ることができていた。

しかし、宗頭の手前からは、他のランナーについていくことができなくなった。

太ももの痛みは回復したが、足首の腫れがひどく、まともに足が動かなかった。

想定していた最悪のペースより、さらに時間がかかってしまった。

 

初めての250kmへの挑戦、非常に悔しい結果となった。

あと少しだったが、序盤から足の調子が悪い中、限界まで粘った。

このままでは終われない。またいつかリベンジを目指したい。

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コメント

お久しぶりです。
明木エイドまでたどり着いてのリタイアは残念でしょうが、
賢明な判断と思います。私は70キロの部に参加しましたが、
往還道の復路の下りが大変つらかったです。
cootさんの走力なら、今回の経験から考えて、次回は必ず完
走できると思います。
まずは、足を休めてください。ご苦労様でした。

>225.9km、フラフラになり、倒れこむように明木エイドに到着。

途中まで読み進めて、おっ ! 、完踏だ !!
そう、思いました。

惜しい、実に、惜しいです。ここまで到達していたのに。

私、今年、なんとか、140kmをクリア出来ました。来年は、250kmにチャレンジします。

お疲れさまでした。
完踏出来なかったのは残念だと思いますが、すごく立派だと思いますので胸を張って下さい。
来年もぜひチャレンジして下さい。

ブログを読んでいるだけで眩暈がしました。
ほんと壮絶なレースですね。
私には、出場する勇気すら湧いてきません・・・。
完走出来なかったのは残念でしょうが、
最終チェックポイント通過したなんてすごいです。
是非また挑戦してください。

お疲れさまでした。
140キロに参加し、9時くらい同じ時間カレーを食べておりました。
おそらくすれ違っておりましたですね。
ゼッケン白の皆様の走るなり歩くなりの姿、ふらふらとしながらもその
姿には、私からみると尊敬まなざしのみ。
これたけの距離は、どこか支障でてくるときびしいんでしょうね。
私も昨年は140キロリタイアで、今年リベンジーでした。
くやしさ、よくわかります。
1回目よりも2回目は、コース、ノーハウもありぜひトライしてください。
(私は、宿だけ予約しておきましたが、このブログみて躊躇しておりますが・・)

チーム夢伝説さん、
お久しぶりです。
もう少し頑張れば完踏できていたと思うのですが、まだまだ力不足です。
コースは全部把握できたので、次回はしっかりペース配分を考えて挑戦したいと思います。

GBDさん、
140km完踏おめでとうございます。
次はいよいよ250kmですね。140kmを走れる走力があれば、250kmも大丈夫だと思います。
頑張ってください。
私も、次回は余裕をもって走りたいと思います。

ドン・フライさん、
最後まで行けなかったのは、まだまだ力が足りなかったためだと思います。
もう少し力をつけて、次回はしっかり完踏したいと思います。

なおっちさん、
2晩寝ずに走り続けるのは、想像以上に過酷でした。
しかし、中途半端な結果に終わってしまい、まだまだ未熟なランナーです。
これにめげずに、また挑戦したいと思います。

今日のおじさんさま、
140km完踏おめでとうございます。
これだけの距離だと、どこか支障が出てくるのは普通なので、それを克服して走らなければなりません。
私は昨年140kmでリタイアし、今年は250kmに挑戦しましたが、またもやリタイアしてしまいました。
今回の経験でノウハウはできたので、次回は絶対に完踏したいと思います。

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